思春期の浣腸
ある日の奥様方の井戸端会議では、こんな会話があります。
「うちの娘、最近口答えばかりで生意気で…」
「浣腸はしないの?」
「浣腸?」
「ええ、イチジク浣腸。年頃の娘なんて便秘がちだから、お通じないときにちょっとカンチョーするのよ。がまんさせてるときにお説教すれば、恥ずかしいわなさけないわで、効くわよ」
「浣腸はくせになるって聞いたけど…」
「害になるもんじゃないもの、大丈夫よ」
「いやがったりしない?」
「あら、うちはどんなに時間がかかっても、泣いてもするわよ。いやがってもカンチョーされる、ってわかれば、少しは生意気も減るでしょう」
「カンチョーっていやだものね」
「ええ、されるほうはね」
「ふふふ」
「あら、じゃあうちもカンチョーね」
「帰りに薬局で買ったらいいわよ。箱入りなら切らすこともないし」
可哀想に、今日もまたひとり、自宅で浣腸の洗礼を受ける女学生が増えたのでした。